問43以下では、罪について語られています。罪は、神に背き、離れていること、神に聴き従わないことと述べられています。人は本来、神(他者)との交わりに生きてこそ人です。ですから罪とは、神との交わりを失っていることです。
神との交わりを失うことで、人は、神以外のものを頼りとすることとなります。それが偶像礼拝です。生ける神との交わりを失うことで人は自らが欲するもの(欲望)を拠り所とする、それは自らを神とする滅びの道です。