《教理一口メモ》(70)
問142では、「聖餐にあずかれるのは、だれですか」と問いとの関係で、答え中盤では小児(幼児)洗礼の場合については、「自分で信仰告白するまでは保留されています」と言われています。
保留ですから、本来は聖餐に与るべき人ということです。信仰の自覚を重んじる立場からは、信仰告白がなされてからと言うことになりますが、様々な障害によって自らの意思を言い表せない人の救いということが課題でもありますので、今後の課題でもあります。また、中世以前の教会では、大人、子供の区別なく洗礼を受けた者は、等しく聖餐に与っていました。