ヤコブは、雄山羊の血が塗られたヨセフの着物を見て「あの子の着物だ。野獣に食われたのだ」と嘆き悲しみ、子供たちからの慰めを一切拒みます。かつて父を騙したヤコブが子供達に騙され、自分の溺愛の結果です。子達と言えども慰めとはなりません。人は、自ら悲しみを招き寄せます。ただ十字架の主イエス・キリストが、人の悲しみを担い癒すのです。