フォーサイスは、名著「祈りの精神」の冒頭で「最悪の罪は祈らないことである」と言っています。祈らないことで「霊的な孤立」、「非人間的な傾向を示す」というのです。祈りは、神との対話、祈らないことは、神なしの利己主義というのです。さらには、祈り、「神との交わりをもつとき、人との和合が生まれる」と言っています。祈りこそ最も人間味あふれる行為であり、祈りを失うことは人間性を失うことです。