羽咋教会で礼拝した後、七尾教会に伺った。神学校を卒業して以来ずっと七尾で伝道する牧師が牧会をしている。すでに地方の名士でもある。その彼が自ら言っていた。七尾は100キロほど離れた手取川の水を引いて水道水としているために水道の復旧が遅れていて報道され問題にされているが、それは井戸水が多く使われて地盤沈下したことによる、と。
地方には地方の事情がある。復興もまた事情を考慮しつつということになる。教会の復興を焦って地域より早く再建に取り組むことも地域から浮いてしまうことになる。地域と共に片付けをし、再建することが望ましい。
教会が、私共が地域の人々と思いを共にし、新しく歩み出せればと思う。そこにこそ痛みと悲しみを共にしてくださっている神の祝福がある。