素晴らしい秋晴れに恵まれた11月23日午後2時より、松沢教会恒例の「秋の伝道コンサート」が、今年も多くのお客様をお迎えして行われました。昨年同様、クラシック演奏家によるキリスト教伝道集団「ユーオーディア」所属のアーティストの方々3名をお迎えしてのオーボエ、ファゴット、ピアノ三重奏コンサート。現在我が国楽壇第一線で活躍中の名手たちの「楽の調べ」。バッハのキリスト教楽曲、プーランクのフランスの粋の名曲等がいかに信仰と関わっているかが、オーボエ奏者、姫野徹氏の明解な語り口の解説により、満場をうならせました。今井潤子氏演奏の珍しいファゴットでのサン=サーンスの「白鳥」の新しい魅力の発見。ピアノの加賀都喜乃氏の名曲中の名曲のリスト「愛の夢」のエレガンス。加えて姫野徹氏による各楽器の解説の面白さに、あっという間の演奏とお話しの1時間30分余りでした。特筆されるのは姫野氏による「演奏活動に於ける神の導き」は旧約聖書コヘレトの言葉に基づく説得力で、感銘を与えました。名曲の堪能に加えて、知的な関心を満たし、信仰の喜びに包まれた素晴らしく充実した晩秋の秋の日の午後。コンサート後半ではベートーヴェン「第9」交響曲、歓喜の歌のメロディーの讃美歌第158番を全員で合唱し、大きな感動が礼拝堂を包みました。