うちで餃子を焼くのは僕の仕事。でもその日は餃子を包むのも手伝いました。餃子の皮に、大ぶりな梅干し大の餡を置き、皮の縁に指先で水を一周。ひだは五枚が僕のルール。キュッキュッと皮を閉じていき、同じ形の餃子が並んでいきます。一個、二個、三個と包み始めの十個ぐらいは面倒くさく思うのですが、二十個と数えるうちに楽しくなってきます。そのうちあれこれ考えることもなくなり、餃子を包むのに没頭する。三十個、三十五個、そして四十個を二,三個過ぎたあたりで餡が切れました。もう包めないんだとちょっと残念。餃子を包みながらふと思いました。わたしたちも神さまの愛にこんな風に包まれているんだなぁと。手のひらの上で語る小さな愛ですので、熱々の餃子を口に運ぶときには忘れて神さまの愛は忘れてましたけど。今週も神さまの愛に包まれお過ごしください。