この季節独特の、夕暮れ時に鼻をくすぐる甘い香りがしてきました。キンモクセイのにおいがご近所を覆っています。未だ夏日を過ごす中でもこのにおいに触れると秋の深まりを思うから不思議。キンモクセイのにおいを体が記憶しているのでしょうか。あの日あのときあの人と歩いた夕暮れを思い出して鼻の奥がつんとします。
そんなおセンチな気持ちにさせる香りがどこから漂ってくるのかと思っていたら教会の庭にキンモクセイの木がありました。どこかご近所のお宅かと思ったら意外にも近く。メーテルリンクの「青い鳥」を思い出した一コマでした。キンモクセイの芳しさという神さまの恵みがこんなにも近くにあったのを知る小さな喜びを覚えつつ、皆さんの今週も神さまの祝福に包まれる日々でありますようお祈りします。