夏のフルーツといえばスイカ。秋といえば柿。異論はあると思いますが、僕にとっては柿。梨や林檎、葡萄に栗、みかんなども出回りはじめますが、何といっても柿なのです。それもまだ柔らかくなる前の柿。みずみずしさよりも歯ごたえを感じつつ、それでいてしっかりと甘い柿がいいと贅沢なことも言ってみたり。
その柿も「さるかに合戦」では残念な役回り。蟹が丹精込めて育てた柿を猿が掠め取ったあげく、青くて固い柿を蟹に投げつける。蟹は病んでしまい死んでしまいます。その後の猿への復讐は滑稽で痛快なのですが。幼少期このお話を「柿はおいしくいただきましょう」という教訓話と勘違いしていました。お話はちゃんと聞かないといけません。今週も秋の実りを神さまの恵みとしていただけますように。