クリスマスに聞く母マリアは西洋絵画の題材として繰り返し描かれてきました。イエスさまを抱く母マリアの姿は教会美術の中心の一つでしょう。
今年のクリスマス、改めて母マリアを見ました。画集を引っ張り出してというのではありません。クリスマスの礼拝や集会を一緒に過ごした皆さんをお見送りするとき、似たような雰囲気をまとっているのを感じました。どの人の表情もホクホクしているのです。気がついたのはこれがイエスさまを迎えた人の顔なんだって。今、僕が見ている皆さんのお顔が-いささか薹が立ってはいますが-どの絵画と比べても本物のマリアの美しさを映し出しているのを見た心地しました。そして僕はそのもとに駆けつけた羊飼い(牧師なだけに)。
新しい年を迎える皆さんの日々に神さまの祝福を祈ります。