会議のため京王線に乗っている車中、和歌山から東京に移り住んでなくなったものがあることに気がつきました。東京に来たら東京出張がなくなりました。当たり前なのですけど。
夜明け前に家を出なくてはならないのもいつものこと。帰るときには日付が変わっていたのも珍しくありません。極端なときには30分で終わる会議のために片道5時間。多い年には年間30回近く東京や横浜への出張を数えました。新幹線の車中で訃報連絡を受け取ってトンボ帰りしたのも一度や二度ではなかったのを思い出します。
そうした出張は大変だったのですけれども、カバンに忍ばせてきた文庫本をゆっくりと読むことのできる楽しみもありました。神さまの憐れみを車中にも覚えたのでありました。皆さんの今週の歩みも神さまの恵みを数える日々とされますように。