朝の散歩から帰ってきて、被っていた帽子をとるとはらり。桜の花びらが一枚落ちました。すっかり葉桜になっているのに、わずかに残っていた花びらが僕の帽子の上に乗っかっていました。たったそれだけのことなのですが、今日はちょっといいことがありそうなどと験担ぎしたくなりました。牧師なのに。こんな些細なことで一人にんまり。ささやかなことの内にも幸せはいっぱいあることを実感します。満開の桜に心満たされるような大きな感動もあれば、一枚の花びらにいやされる小さな幸いもある。どちらがいいというのではありませんが、花びら一つに心が動いたことが嬉しいなと思った朝でした。
わたしたちの毎日の暮らしに知る神さまの恵みも花びら一枚、ささやかなものであったかも知れません。でもそこで神さまの思いに満たされてきたわたしたちです。