所用あって車を走らせていたら、雲行きが危うくなる。みるみる空が暗くなり稲光が走ります。ドドンと天に轟く雷を号砲にして大粒の雨が世界を覆いました。ワイパーも利かない豪雨。車内での会話もままならないくらいの激しい雨が打ちつけます。前の車のテールランプを頼りにかろうじてのろのろと車を進めました。
高井戸のガード下をくぐり抜けようとしたとき「ダダダン」と雨だれが車の屋根にぼたぼたと落ちてきました。車の屋根を打つ雨だれがソラシドと音階を奏でているように聞こえます。雨音のリズムだけでなく、メロディーまで聞こえてきた心地して一人車中でほくそ笑むのでした。あぁすべてのものが神さまを賛美しているというのはこういうことだと。今週も神さまをほめたたえて参りましょう。