ファラオは、ヨセフの意向通りに最良のものをもってヨセフの父と家族とをゴシェンの地に迎えると言います。ヤコブは、「ヨセフが生きている」と聞いて、信じられませんでしたが、ヨセフが用意した父の乗る馬車を見て、ヤコブは元気を取り戻して言います。「わたしは行こう。死ぬ前に、どうしても会いたい」と。ヨセフが死んだ、と思って悲しみにあったヤコブです。生きていることを知るところに元気が湧いてきます。死すべき私共が死を超えて生きる者とされていることを覚える時、そこに元気が生まれるのです。