近藤先生講演4.21

4月21日(土) 近藤勝彦先生による「宗教改革500年後、現代の課題を考える」第一回講演が開催されました。元東京神学大学学長、現同大学名誉教授であられる近藤先生をお迎えしての約1時間30分、現代に於ける宗教改革の意義を史的観点と神学的意義の両面からお話しいただきました。今回は特にルターによるドイツと英国国教会の2つのケースを中心に、ルターの信仰、ヨーロッパ諸国政情、グーテンベルグの活字印刷による情報革命を絡め、ルターの宗教改革により甦ったキリスト教教理が平明に分析、解説されました。また現代世界の歴史的根源として、現代史に於けるヒトラーのナチス、チャーチル等を例に引き、マックス・ヴェーバーの名著「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」を引用するハイレベルの内容にも拘らず、極めて充実と同時に知的な喜びを与えられた90分間でした。引き続いての5月12日(土)、27日(日)の講演は「近代」「現代」の観点からの講演会で、更に身近な必聴のテーマとなっており、期待が膨らみます。

近藤和彦先生

 

近藤勝彦先生講演会ポスター

今週4月21日(土)午後2時より近藤勝彦先生講演会「宗教改革500年後 現代の課題を考える」第1回。