「ソ・ソ・ソ・ソ・ララ♪」「ソ・ソ・ソ・ラ♪」「ラ・ソ・ソ♪」。早朝に聞こえてきた笛の音。こんな早くに楽器の練習をしてる人もあるのか、と聞き耳立てて歩いているとそうではありませんでした。「ソ」と「ラ」の二音を奏でる主は、電線にとまった鳥でした。「ソ・ソ・ソ・ソ♪」とタンギングもしっかりしていて、「ラ」の音だけは八分音符で刻む鳥。音階とリズムをもって鳴いている鳥の声にしばし聞き入ってしまいました。鳩の「ドゥー・ドゥ・ドゥー」とか、カラスの「ァカ~」とかいう声にも音の高さ、低さはあるのでしょうけれども、はっきりと「ソ」と「ラ」で鳴いている鳥の不思議。君はどこでそんな音程を身につけたのだね?と電線を仰いで呼びかけてみましたが答えはなく。「ソ・ソ・ソ・ソ・ララ♪」と朝まだき空に響き渡らせていました。
